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30代~40代前半のワーキングウーマンに贈る、人生の転換期を乗り越えるためのメンタリング

更新日:1月19日







ワーキングウーマンの皆さん、時として孤独や不安を感じたりしますか?30代から40代前半は人生において大きな転換期を迎える時期です。特に女性の場合、この時期の課題は独特で複雑。

 

今回は3人のワーキングウーマンがどのようにして人生の転換期を乗り越えたのか、メンタリングの実践事例を通して、自分自身と向き合い、自分らしさを改めて形成するためのヒントをお伝えします。

 

 

本記事はメンタリングの実践事例を基にして作成されたYouTube ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 17「ワーキングウーマン(30代後半)3本立てのふり返りとポイント 11/30/2021公開」 を読みやすいブログ記事にアップデートしました。


 

 

 

3人のケーススタディ (ダイアリー式メンタープログラム実践事例)

 

3人のワーキングウーマンに共通して必要なこと


・人生の転換期は岐路。ここでの選択/決定をする際に自分と向き合う 

・今、自分らしさ(アイデンティティ)を再構築しなければ、転職や異動や時短勤務をしたとしても行き詰まりやすい


シングルマザーとワーキングマザーに共通して必要なこと


・育児と仕事の両立はとんでもなくしんどいが数年過ぎたらも考慮すること


3人のワーキングウーマンに共通してみられる傾向


・自己理解不足のため、自己評価/自己肯定感が低目と見受けられる

・社会が期待する「女性らしさ」> 「自分らしさ」

・自分が持つ多様な面や能力/可能性に対する自覚があまり見えない


🚩 " もったいない ‼ "

 


ダイアリー式メンタープログラム実践事例

 

1. シングルで管理職の「ゆうこさん」のケース


ゆうこさんは管理職に就任したばかりで、仕事中心の生活に不安を感じていました。彼女のメンタリングでは、自己評価の低さや無意識の制約に気づくことが重要でした。日々の日記と月1回の面談を組み合わせた「ダイアリー式メンタリング」を通じて、苦手だった部下の評価面談に自信をもって臨み、仕事とプライベートのバランスを見直すことができました。 


2. シングルマザー(離婚)「あさみさん」のケース


あさみさんは仕事と子育ての両立に悩むシングルマザー。彼女のメンタリングでは、仕事を継続することが決定され、考え方や時間の使い方、人間関係を見直すことが重要でした。あさみさんは「できない」という思い込みを克服し、自分の足元を固めることで自信を持つようになりました。


 3. 2人の子を持つワーキングマザー「まいさん」のケース


まいさんは仕事と家庭の両立に悩むワーキングマザー。彼女のメンタリングでは、職場関係者や夫とのコミュニケーションが重要でした。まいさんは自分を理解してもらうための努力をすることで、家族や職場でのコミュニケーションが改善されました。彼女はキャリア志向と家庭生活のバランスを見つけ、トータルな人生のパートナーとして夫との関係も深まりました。 

 


3人はどのようなアプローチやステップを通って気づきを得たのでしょうか?


 


メンタリングのアプローチ

 

各ケースに共通するメンタリングのアプローチは傾聴、受容、共感に重点を置きながら、自分自身と向き合い、自分らしさを見つけるための質問を繰り返すこと。例えば、

「最も大切なものは何か?」

「それって絶対?誰が決めたの?」

「望ましい姿とそれを実現するために必要なことは何か?」

など自分の価値観や思い込みを見直し、将来のビジョンと行動計画を明確にすることが大事です。 

 


📝 メンタリングの研究


メンタリングの効果に関する研究では、定期的なメンタリングが自己効力感やキャリアの満足度を向上させることが示されています


例:Allen, T. D., & Eby, L. T. (2007). The Blackwell handbook of mentoring: A multiple perspectives approach. Blackwell Publishing. David ClutterbuckやLois J. Zacharyの研究などが有名で、メンタリングがキャリア発達や個人の成長に及ぼす肯定的な影響について示しています。

 






メンタリングにおける自分自身と向き合い、自分らしさを改めて形成するためのステップをご紹介しましょう。 



自己再構築のステップ

 

自分自身と向き合う

日々の感情や思考を記録し、自己評価や思い込みに気づく。


価値観を見直す

自分にとって本当に大切なものは何か、自分の行動の根底にある価値観を再考する。


将来のビジョンを描く

自分が望む未来の姿を具体的にイメージし、それを実現するためのステップを考える。


行動計画を立てる

目標を達成するための具体的なアクションプランを作成し、実行に移す。


フィードバックを活用する

メンターや周囲の人からのフィードバックを受け入れ、自己成長のために活用する。


 

📝 自己再構築の理論


自己再構築のプロセスには、心理学者のエリク・エリクソンの「アイデンティティの危機」という理論が関連している。この理論によると、人生の転換期には、過去の自分との矛盾を解決し、新たな自己を形成することが大切。

 

YouTube「ダイアリー式メンター Haraのラジオ#11」自分とは何か?- エリクソン ~理論と実感~ https://www.youtube.com/watch?v=-i8x00o8czc


 

このステップをご自身で実践するにはどのようなことが効果的でしょうか?

 


ヒントとコツ

 

日記をつける

日々の出来事や感情を記録することで、自己理解を深めることができます。


メンターを見つける

信頼できるメンターと定期的に話し合うことで、客観的なフィードバックを得られます。


自分磨きの書籍を読む

様々な視点から自己成長について学ぶことができます。


瞑想やヨガを実践する

心身のバランスを整えることで、ストレスを軽減し、自己洞察を深めることができます。


コミュニティに参加する

同じような悩みを持つ人たちと交流することで、支え合い、共感を得ることができます。⚠ 決して独りで抱え込まない

 


📝 マインドフルネスとは


今この瞬間の自分の心身や周りの状況に集中し、自分の思考や感情、行動などについて善悪の判断や評価をせず、ありのままを観察する方法。ストレスの軽減や集中力の向上につながります。日常生活の中で簡単に実践できる例としては、朝のコーヒーの香り、散歩中の自然の音、食事の味わいなど。

 



メッセージ

 

転換期は人生の重要な岐路であり、自己と向き合い、新しい自分を見つける絶好のチャンス。本記事が皆さんの個性を再発見し、バランスの取れた人生を送る手助けになればと願います。


長期的な視点を持ちつつ、環境に適応し、柔軟性を忘れずにいることが大切。まずは、自分にできる範囲で一歩を踏み出してみましょう。あなたの一歩の幅は意外に広いですよ👍



同シリーズの記事: 性別や年代問わず、自分に向き合うすべての方たちへ


『30代~40代前半のビジネスマンが直面する葛藤:メンタリングで自己再構築への道』


『中年期における自己再発見:セカンドキャリアへの準備 - メンタリング実践事例』

 

 

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